2018年11月27日

映画レビュー 「アンクル・ドリュー」 チャールズ・ストーン3世監督

アンクル・ドリュー

若者たちがプレイする街場のバスケット・コート。そこに背こそ高いがどう見ても70は超えていそうな爺さんがやってきて自分にもプレイさせろという。爺さん無理するなよと優しく諭す者,ジジイは引っ込んでろと強面で追い払おうとする者。若者たちの反応はいろいろだが結果は同じ,十数分後にはこの爺さんにコテンパンにやられ,唖然としてその後ろ姿を見送ることになる。

2012年から始まったペプシのCMである。特殊メークで爺さんに扮したのは現役のNBAプレイヤー,カイリー・アーヴィング。シリーズでは彼の他,ケヴィン・ラブ,ネイト・ロビンソン,レイ・アレンなどが老人に扮してプレイを披露し人気を博す。で,これはその映画化…というか,そのキャラクターを使った劇映画である。

マンハッタン,ラッカー・パークで毎年開かれるストリート・バスケの大会。少年時代,マイケル・ジョーダンに憧れてバスケを始めた主人公ダックス(リルレル・ハウリー)。今は靴屋で働きながらコーチとしてこの大会の優勝を目指している。しかしある日,チームの主力選手たちを積年のライバル,ムーキー(ニック・クロール)に引き抜かれ,揚げ句の果てに恋人も彼の手に。

失意の彼の前に現れたのは50年前にこの大会に出場し,圧倒的強さで決勝まで進みながらなぜか決勝戦の場に現れなかった伝説のチームのリーダー,アンクル・ドリュー。齢70を数えながら未だに衰えを知らない彼は,ダックスの話を聞いてかつてのチームを復活させようとダックスを助手席に乗せて走り出す。

プリーチャー(クリス・ウェーバー),ライツ(レジー・ミラー),ブーツ(ネイト・ロビンソン)までは順調に集まったが最後の巨漢ビッグ(シャキール・オニール)とドリューの間にはなにやら確執があるらしく,おまけに復帰に反対するプリーチャーの妻ベティ・ルー(リサ・レスリー)が夫を連れ戻そうと…。

バスケット・ボール,特にNBAやWNBAに馴染みがなければ,まぁそこそこの出来のスポーツ・コメディだろ。が,現役プレイヤーである主役・カイリーを除く出演者たちの現役時代を知ってるオレのような者にとってはひっくり返るくらい面白いシーン,台詞の連続なのだ(特に字幕では翻訳されてないシャックの台詞に笑う)。バスケット好きなら見逃せない映画。


「アンクル・ドリュー」公式サイト

posted by hiro fujimoto at 20:04| Comment(0) | 映画
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