2016年09月19日

映画レビュー 「超高速!参勤交代リターンズ」 本木克英監督

超高速!参勤交代リターンズ 
(いろいろご意見はあろうけれど)時代劇に新風を吹き込んだ前作「超高速!参勤交代」の続編である。

やっとの思いで期日内に江戸にたどり着き,金山に関する誤解も解けて…というか,それにまつわる老中・松平信祝(陣内孝則)の陰謀も明るみに出て問題解決,あとは帰るだけという湯長谷藩の一行。しかし例によってその旅費はなく,各自思い思いの方法で金を稼ぐ。ようやくそれなりの金が貯まったある日,一同はあの牛久宿に集合し,藩主・政醇(佐々木蔵之介)と飯盛女・お咲(深田恭子)の祝言を…。

ところがそこに駆け込んできたのが江戸家老・瀬川安右衛門(近藤公園),なんと藩主のいない地元・湯長谷であろうことか一揆が発生したという。しかも将軍・吉宗(市川猿之助)の日光参拝記念の恩赦で蟄居を解かれたあの信祝が老中としてその詮議のため早くも目付を湯長谷に放ったという。ここはどうしても目付一行より先に湯長谷にたどり着き一揆を収束しなければ,内藤一万五千石はお取り潰し必定。

とにかくそのためには行きの倍の速さで湯長谷まで走らねばならぬ。とりあえず新妻のお咲を早駕籠に乗せあとから追ってくるよう命じ,政醇以下,家老の相馬(西村雅彦),荒木(寺脇康文),今村(六角精児),鈴木(知念侑李),増田(柄本時生)の六名は走り出す。途中,川で溺れたカナヅチの相馬を助けようとして鈴木が逸れ,しかも関所には湯長谷藩一行を通すなという人相書きまで…。

前作の「期日までに江戸にたどり着けるか否か」という One Issue に比べ,江戸での秋山(上地雄輔)の探索,道中での苦闘,地元での農民達に対する陰謀と,ちょっと焦点が分散したぶん面白さを減じたかな。最後は普通のチャンバラになっちゃったし,特にせっかく飯盛女からお妃になったお咲にそれっぽい伝法な見せ場がなかったのが残念。

あと,これは全然ホンスジとは関係ないが,吉宗の治世すなわち享保年間であるにも関わらず江戸城に天守閣があるのはなんとかならんか。いや,そんなの映画だからいいぢゃんという意見もあるかと思うけどやっぱり史実は史実なのだし,ここまで天守閣が無事だとあれは明治維新でぶっ壊されたと信じるヒトも出てきてしまうかも知れないので。

「超高速!参勤交代リターンズ」公式サイト

posted by hiro fujimoto at 17:24| Comment(0) | 映画

2016年09月18日のつぶやき




posted by hiro fujimoto at 00:01| Comment(0) | 日記