2016年09月16日

映画レビュー 「マーターズ」 パスカル・ロジエ監督

MARTYRS
パスカル・ロジエ監督のフレンチ・ホラー。評判の「マーターズ」である。

2008年4月に開催された「フランス映画祭」の「ホラー・ナイト」で上映され,あまりの残酷さに「超絶極悪監禁拷問映画」とか「狂女血塗れトラウマガクガク不条理拷問過多殺傷スプラッター」とか,とにかくその残虐を表現するコトバにみんなが困った(ウソだと思ったら「マーターズ」でググってごらん,ロジエは「人でなし監督」とか書かれてる)という大問題作であります。

1971年,行方不明になっていた少女リシューが路地を彷徨っているところを発見される。彼女は「レイプ以外に考えられるすべての虐待行為」を受けた状態,監禁されていた排工場には他の被害者の死体だけが残っていた。施設に保護された彼女は同じ年頃の友達アンナに支えられ,徐々に回復していく…。

15年後のある日曜の朝,森に囲まれた一軒家の玄関のベルが鳴る。朝食中だった家の主がドアを開けると,成人したリシュー(ミレーヌ・ジャンパノイ)がショットガンを構えて立っていた。警告なしで4人の家族に次々と発砲するリシュー。彼女は新聞に載ったこの一家の家族写真を見てその親夫婦が15年前に自分を監禁した犯人であることに気づき,復讐を果たすためにやってきたのだった。

恨みを晴らしたリシューは公衆電話の脇にクルマを停めて待っていた親友アンナ(モルジャーナ・アラウ)を呼び寄せる。「本当にこいつらに間違いないのね?」と確認しつつ後始末を手伝うアンナ。彼女がまだ生きていた一家の主婦を逃がそうとしているのを発見したリシューは激高して主婦にとどめを刺し,さらに幻影に導かれるように自傷行為を続けた末に自らの喉をかき切ってしまう。死体の山の中に一人残されたアンナは…。

ここまででももういいかげんアリエナイ映画だと思ったかも知れぬ。いや実際オレも観てる時そう思ったんだが,なんとこっからもっともっとアリエナイ展開に突入するのである…が,それは観てのお楽しみ,いや観てのお苦しみかも。とにかくこの映画,かなりのスプラッター好き(オレがそうだが)でも,「あちゃー,こんなの,劇場公開しちゃっていいの?」と思うこと必至。気の弱いヒトはご遠慮なさったほうがよろしい。

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posted by hiro fujimoto at 07:55| Comment(0) | 映画

2016年09月15日のつぶやき








posted by hiro fujimoto at 00:01| Comment(0) | 日記