2016年09月04日

映画レビュー 「グランド・イリュージョン  見破られたトリック」 ジョン・M・チュウ監督

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2013年公開「グランド・イリュージョン」(ルイ・ルテリエ監督)の続編。

前作の事件のあと,潜伏を続けていたフォー・ホースメンのリーダー,J・ダニエル・アトラス(ジェシー・アイゼンバーグ)は謎のマジシャン組織「アイ」の指令を受け,ハイテク企業オクタのイベントをジャック。画期的と言われる同社の新製品が実は利用者の個人情報を抜き取り商品化するためのデバイスであることを暴露しようとする。

しかし計画はとっくの昔にFBIの知るところ。包囲されたダニエル,ジャック(デイブ・フランコ),メリット(ウディ・ハレルソン),そして新たにメンバーに加わったルーラ(リジー・キャプラン)ら4人は予て用意の脱出シューターを使って…逃走用のトラックの荷台に降りる筈だったが着いたところはなんと太平洋の反対側,マカオだった。

彼らの前に現れたのはその天才的技術でマカオ経済を牛耳るウォルター・メイブリー(ダニエル・ラドクリフ)。得意満面でニューヨークからマカオへのワープ・マジックの種明かしをしたあと,彼らにある「依頼」をする。世界中のコンピュータのセキュリティというセキュリティをすべて無効化できる「万能チップ」が近く競売にかけられる。これを盗み出して持ってこい,と言うのだ。

もちろん断わればすぐに身柄はインターポールに引き渡される。やるっきゃない,となった4人は手品のネタを求めてマカオの町へ。同じ頃,一転FBIから追われる立場になったディラン(マーク・ラファロ)も自ら脱獄させた仇敵ブラッドリー(モーガン・フリーマン)と共に海を渡っていた…。

これはなんというか,いくらシリーズ物とは言えこれほど「前作を観ていないと話がワケワカメ」でいいのか,と思わせる設定。明らかに中国市場に媚びた舞台設定(上映時間の半分以上マカオなんだから)。追われる身でそんな手品のシコミをやってるヒマと金はどっから出たんだよ,いうツッコミどころ満載の脚本を,全部マジック・ショーのテンポで押し切っちゃったなぁ。

ほとんどの手品について律義に種明かしのシーンがあるし,モーガン・フリーマン,マイケル・ケイン(上には書かなかったがウォルターの親父役で出てくる)といった大御所も楽しそうでけっして面白くないわけぢゃないんだが,イマイチ食い足りない後味が残るのはなんでだろうか。「天才エンジニア」であるウォルターなら「そんなチップ盗ませないで自分で作ればええやんけ」と思うから?

「グランドイリュージョン 見破られたトリック」オフィシャルサイト


posted by hiro fujimoto at 11:30| Comment(0) | 映画

2016年09月03日のつぶやき












posted by hiro fujimoto at 00:01| Comment(0) | 日記