2016年08月02日

映画レビュー 「西遊記 孫悟空vs白骨夫人」 ソイ・チェン監督

西遊記 孫悟空vs白骨夫人
今週末公開される中国・香港映画をご紹介(試写を見せていただいたのはかなり前なんだけどあんまり早く紹介すると結局忘れられちゃうのでこのタイミングを待ってた。実は同じ日に公開されるのがもう1本あって,そっちは明日書きます)。

一昨年の「西遊記〜はじまりのはじまり」(チャウ・シンチー監督)は,まぁさすがと言えばさすが「少林サッカー」の監督だぜ,という…ハチャメチャというか,これでも西遊記か,という映画だったけど,今度のこれは正統派。つかオレは観ていないんだが,あのチャウ・シンチー作品と同じ2014年に,このソイ・チェン監督も「モンキーマジック 孫悟空誕生」というのを撮っていてこれはその続編なんだそうな。

前作で孫悟空(アーロン・クォック…前作では違う俳優だったけどね)が五行山に閉じこめられてはや500年。西天取経の旅を志し…事務目指して唐の国を出立した僧・玄奘三蔵(ウィリアム・フォン)がその界隈で虎に襲われる。命からがら山の洞窟に逃げ込んだ三蔵に,悟空は観音菩薩の導きで天竺まであんたのお供をすることになっている,と…まぁここは誰でも知ってる名場面ですな。

そのあと映画にありがちな省略形ながら猪八戒(シャオ・シェンヤン)と沙悟浄(ヒム・ロー)が三蔵に弟子入り。一行は西へ西へ…。余談だけどやっぱりネイティブ・チャイナの感覚では沙悟浄は全然「河童」ぢゃないんだな。西遊記が日本で読まれるようになり,沙悟浄というキャラに日本の妖怪「河童」という属性が与えられる過程を調べるというのは楽しそうな気がするな,誰かいかがです?

やがて一行がたどり着いたのは砂漠のオアシス国家,雲海西国。この国では子供の誘拐が頻発しており,国王(クリス・フィリップス)はそれを「若さを保つために子供を喰う」妖怪・白骨夫人(コン・リー)の仕業だと喧伝,が,実は濡れ衣。実際に子供を誘拐しているのは国王の手先たちで,自らの病を癒すために子供たちの生き血を必要としているのはなんと国王自身だった。

その国王,一行を手厚くもてなしつつ「徳の高い三蔵を喰らえば子供千人を喰うに匹敵する」という呪術師の言葉に従って三蔵の命を狙う。が当然ながら人間の力では悟空達の敵ではない。しかしその渦中に白骨夫人も三蔵を狙って出現。何度か悟空に退けられるも,ある策略によって悟空と三蔵を離反させることに成功する…。

1965年生まれだから撮影時点で50歳になってるはずだがコン・リーは相変わらずキレイ。同じ歳の孫悟空役アーロン・クォックもさすが元ダンサーだけあってアクションのキレはハンパない。ラストの大バトルの迫力も充分。いやぁ,このクオリティで「牛魔王」とか「金角・銀角大王」とか「虎力,鹿力,羊力大仙」とかも作ってくれないかなぁ。

8月6日からシネマート新宿ほか全国順次ロードショー。

「西遊記 孫悟空vs白骨夫人」の公式サイト

posted by hiro fujimoto at 21:25| Comment(0) | 映画

2016年08月01日のつぶやき










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