2016年07月19日

映画レビュー 「ダーク・プレイス」 ジル・パケ・ブランネール監督

Dark Place
カンザス・シティ在住のリビー・デイ(シャーリーズ・セロン)。8歳のとき,母パティ(クリスティナ・ヘンドリックス)と二人の姉が殺され,犯人として16歳でヘビメタに夢中だった兄ベン(タイ・シェリダン)が逮捕された。

以来,犯罪被害者支援のための寄付金や出版物の印税などで生活。一度もまともに働いたことがない。しかし事件から28年を経過して世間の関心も薄れ,口座に残っているのは500ドル弱,今月の家賃も払えない。

そんな彼女に掛かってきた電話,「ある会合に出てくれないか,お金は払う」。それは過去の犯罪の再調査を趣味とするヒト達のグループ「殺人クラブ」。リーダー格の青年ライル(ニコラス・ホルト)はベン有罪の決め手が幼かったリビーの「ベンがやった」という証言だったことを問題視。真犯人は他にいたという自説を開陳する。

過去の自分を責めるようなライルを疎ましく思いながら背に腹は替えられず,報酬と引き換えに刑務所のベン(コリー・ストール)を訪ねるリビー。時を経てすっかり落ち着いた様子の兄は,リビーを気づかいながらも「兄さんがやったのよね?」という質問にははっきり「やってない」と答えるのだった。

兄の有罪を疑わざるを得なくなったリビーは,状況証拠となった兄の「悪魔崇拝」や「少女へのわいせつ行為」を証言した人々,そして彼女が2歳の時に離婚しながら,母の元に時折金をせびりにやってきていた父ラナー(シーン・ブリッジャーズ)を探し出して真実を突き止めようとする。やがて浮かび上がったのは当時の一家の経済的苦境と兄の年上の恋人ディオンドラ(クロエ=グレース・モレッツ)の存在…。

同じ原作者の「ゴーン・ガール」ほど衝撃的ではないけれど,なかなかウエルメイドなサスペンス。欲を言えばライル以外の「殺人クラブ」のメンバーにもう少し出番を作ってやって欲しかったな。これぢゃまったくのでくの坊たちだもの(まぁその方がリアルだろってばその通りなんだが)。それから,アメリカぢゃ犯罪被害者ってすごく寄付が集まるんだね。28年も働かないで食えるなんて吃驚。

「ダーク・プレイス」公式サイト

posted by hiro fujimoto at 13:42| Comment(0) | 映画

2016年07月18日のつぶやき








posted by hiro fujimoto at 00:01| Comment(0) | 日記