2016年07月15日

映画レビュー 「共犯」 チャン・ロンジー監督

共犯
初夏のある日のこと,3人の男子高校生が路地で同じ高校の女子・シャー・ウェイチャオ(ヤオ・アイニン)の死体を発見する。問題児として有名だった彼女は,その路地に面したマンションの上層階に母親と二人で暮らしており,事故か自殺かはわからないものの,部屋のベランダから転落したことは間違いない状況だった。

死体の発見者として警察で事情を聞かれたホアン・リーファイ(ウー・チェンホー),イエ・イーカイ(チェン・カイユアン),リン・ヨンチュン(トン・ユィカイ)の3人は,学校でカウンセリングを受けさせられる。それまで互いを知りもしなかった3人はそこで死んだシャーについて語り合う。彼女の死を自殺と断じたホアンは「その理由がわからないのは彼女に理解者がいなかった証拠だ」と。

シャーの死の真相を調べよう,というホアンの言葉に牽引され,3人は彼女の葬式に列席,ホアンは悲嘆にくれる母親に「皆,彼女が大好きでした」と嘘をつく。葬儀が終わったら仕事で海外に行かなければならないという母親。数日後,例の路地近くに集合した3人は,シャーが転落したベランダを探し,その部屋に忍び込んで「死の真相」の手かがりを探す。

ホアンが日記から見つけた「チュウ・チンイー,全部あんたのせいよ」と書かれたページを根拠に,シャーの同級生チュウを断罪することに決めた3人。シャーがよく来ていたという学校の裏山に彼女をおびき寄せ,シャーの姿を模したマネキンで脅かすことに成功するのだが,そのあと思わぬ事故が...。

うーん,これは素晴らしい。なんつかあの深作欣二監督「バトルロワイヤル」あたりから日本ではあまり作られなくなった王道的青春映画だよね。観るヒト誰もが,そう多くない登場人物の誰かにかつての(あるいは現在の)自分を重ねられるような,十代の,切ない夏の映画であります。

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posted by hiro fujimoto at 08:05| Comment(0) | 映画

2016年07月14日のつぶやき












posted by hiro fujimoto at 00:01| Comment(0) | 日記