2016年07月09日

映画レビュー 「アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!」 アダム・マッケイ監督

OtherGuys
監督名に憶えがなくても,この邦題(の副題?)から,あぁあぁあの系統の映画ね,とピンと来るヒトは少なくなかろう。そう,「俺たちフィギュアスケーター」「俺たちダンクシューター」「俺たちニュースキャスター」など,その主演作が日本で勝手に「俺たち」シリーズ化されている人気俳優ウィル・フェレル主演のコメディ新作。

別にそのまま「俺たちスーパーコップ」でも悪くなかったと思うんだけど,版元になんか言われたのかな? あ,ひょっとして「踊る大捜査線」にちょっとあやかってるの?

犯罪都市ニューヨーク,今日も街では犯罪者と警察の派手なカーチェイスが演じられる。追跡劇の主役は市警のほこるスーパーコップ,ハイスミス(サミュエル・L・ジャクソン)とダンソン(ドウェイン・ジョンソン)の2人。ケチな強盗数人逮捕するために市街地で銃撃戦を繰り広げ,市民の持ち物を含むクルマ数台を大破させ,高級ブティックの玄関を破壊するがメディアにはモテモテ。

ところがある日ある事件の捜査中,まことにあっけなく殉職してしまう(ここ,とんでもなく笑える)。2人の葬儀を終え,彼らの後を継いで「市警のヒーロー」になるのはどのコンビか,で論争を始める刑事たち。

正義に燃えるテリー・ホイツ(マーク・ウォルバーグ)もその座に名乗りを挙げたいうちの1人なのだが,彼には大きな障害が2つあった。1つは彼が,ちょっとした誤解からとはいえ,昨年のワールドシリーズ最終戦,NYスタジアムの警備中にヤンキーズの主力打者ジーター(本人出演w)に向かって発砲し怪我を負わせ,結果的にヤンキーズの敗北を招いたこと。

ちゅか,その件で彼は「ジーターを撃った男」としてメディア的にとってもウケが悪いわけ。そして問題のもう1つはコンビを組む相棒刑事のアレン・ギャンブル(ウィル・フェレル)が署の会計係から刑事になったという変わり種でデスクワークの虫,今まで一度も銃を撃ったことがなく,他人の書類仕事を一手に引き受けて1日中コンピュータの前を動かないのだ。

次なるヒーローの座を狙う同僚たちが次々に出動していく姿にイライラを募らせていたテリーに,アレンが珍しく事件の話を持ちかける。書類を調べていて見つけたのだが,著名な投資家で大金持ちのアーション(スティーブ・クーガン)が建築中のいくつものビルで足場の設置許可を取っていない,摘発しにいこう,というのだ。

殺人か強盗かと思えば足場かよ,とふてくされながらもアランと共にアーションの身柄を拘束に向かったテリーだったが,なんと武装したアーションの側近に銃からバッヂ,靴まで取り上げられたあげく,裸足で戻った署では上司のマウチ(マイケル・キートン)に「あの男には手を出すな」と釘を刺される始末。が,テリーはもちろんアレンもこれには納得がいかず……。

大きな敵として金融犯罪を扱うという結構大真面目な(アーションのモデルは史上最大の投資詐欺事件の犯人バーニー・マードフ。…エンドロールでネズミ講の仕組みをアニメーションで解説したりする)テーマの上に,フェレル(と,それに監督のアダム・マッケイも「サタデー・ナイト・ライブ」の出身)得意のナンセンス・ギャグがトッピングされたボウリムたっぷりの娯楽作品。

およそ刑事らしからむ風貌と態度のくせに愛車がプリウスで妻は超セクシー(エヴァ・メンデス),警察に入る前は娼婦を十数人抱えたヒモだった,というアレンの人物設定だけでもう,ほらクスクス笑いが止まんないでしょ?

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posted by hiro fujimoto at 06:19| Comment(0) | 映画

2016年07月08日のつぶやき












posted by hiro fujimoto at 00:01| Comment(0) | 日記