2016年05月17日

映画レビュー 「西遊記〜はじまりのはじまり〜 チャウ・シンチー監督

西遊記
「少林サッカー」のチャウ・シンチー,6年ぶりの劇場用映画,しかもモノは「西遊記」だってんで,こんどはどんなアホ(褒めコトバです)をやったのか,これは観なければ,とTOHOシネマ有楽町(この劇場もいまはない)へ。

話はとある水辺の…水上のというべきか,集落から。幼い娘をあやすために水に入った父親が水怪に食われ,妖怪ハンターが呼ばれる。彼は術を駆使して(?)巨大なエイを引き揚げこれが水怪の正体だというが,もう一人現れたハンター,玄奘(ウェン・ジャン)が「あれはただのエイだ,妖怪は別にいる!」と。

それを笑って水に入った村人が次々と食われ,なんとか取り押さえるも玄奘は「妖怪のココロの底にある優しい気持ちに訴える」と縛られた水怪に子守歌を聴かせるのみ。結局不思議な輪を使ってこれを封じたのは最後に現れた美人妖怪ハンター・段(スー・チー)だった。

失意の玄奘は,続いて挑戦した豚の妖怪との戦いでも段に遭遇,彼女に命を助けられる。豚から猪に変じて猛威を振るう妖怪を倒すには五指山に封じられている孫悟空に助言を求めるしかない。「孫悟空は狡猾だから気をつけろ」という師匠の言葉を胸に玄奘は五指山へ。

途中の道で段と彼女が率いるハンター・チームに出会った玄奘は,段に「あんたに惚れちゃった」と告白される。が「仏の道に色恋は無縁」と拒絶。そこにあの猪が出現,それを追って「あの猪を捕える者こそ最強のハンターだ」と3人の妖怪ハンター,虎筋蟷螂アニキ,足じい,空虚王子らが現れるが,猪は彼らを蹴散らして姿を消す。

ようやく五指山に到着した玄奘。蓮の花咲く穴の中でハゲ老人の姿とした孫悟空(ホアン・ボー)に会う。如来によってこの穴に封じられ500年になるという悟空は「毎日お経を読んで仏の道を学び悟りを開いた。キミの妖怪退治に是非協力しよう」と言う…のだが,そうコトがすんなり運ぶような映画をチャウ・シンチーが撮るわけないのであった…と。

いや面白い面白い。例によってシナリオは乱暴,CGは荒く特殊メイクももうすこしなんとかならんのか,と思うがそういうB級テイスト全部ひっくるめて傑作であります。

昔,日本に「アストロ球団」というトンデモ野球漫画があったが(実はテレビドラマにもなった),さしずめこれは「アストロ西遊記」なのである。なので,この映画を観ていろいろ納得のいかないひとは是非「アストロ球団」を読むとよろしい。いやホント。

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posted by hiro fujimoto at 20:09| Comment(0) | 映画

2016年05月16日のつぶやき
















posted by hiro fujimoto at 00:01| Comment(0) | 日記